事件です

あれは6月の終わり

 

朝早くにお兄さんから電話があって

 

 

何やら親密に話している。

 

少したって電話が切れた

 

おやじ死んだって

なんで?

 

詳しくはわからない

 

警察から電話あって

 

身元確認してほしい言って

 

 

義父が事故で亡くなったのは実家とはまた別なところなので

 

引き取りに行かなくていけない

 

詳しいことはわからないまま

 

空港に向かった

 

旦那は空港に着くと

こう言った

 

お前と子供は実家に行くようにって

 

実家にはたぶん誰かいるからって

 

誰も知り合いのいない実家に生後10か月の子供と行けるわけがない

 

それは無理そんなような事を言ったとおもう

 

そしたら

めんどくせいな~

みたいな事を言われたが

 

一緒に義父を引き取りに行く事になった。

 

飛行機の中で旦那は私に

 

お前のせいでもう親孝行ができなくなった

 

あの時帰っておけば

お前の言うことを聞かなければこんなことにならなかったと飛行機に乗ってる2時間の間ずっと言われ続けた

 

それはさかのぼる事ひと月前

節句と新居のお披露目のため私たちは、義理の両親、兄と兄の彼女、妹夫婦を新居に招待していた。

 

節句の前日か2日前に電話があって

 

義父がいくのをやめる事にしたって

 

理由は

ゴールデンウイーク明けに仕事に行くからと飛行機に乗るのが嫌だから

 

旦那は

じゃあ俺たちが実家に帰ると言ったんだけど

私はそれに反対した

 

なぜならお正月にも帰って夏にも帰る予定で

出産やら新居購入したばかりでお金が全くないわけではないけど

 

きつかったから

 

旦那を説得して夏に帰るから今回はお父さん抜きで進めようと

 

旦那も納得して新居と初節句は我が家で行われた

 

旦那は私の意見を聞いたせいで

 

節句の思い出が作れなかったことに腹立てていた。

 

葬儀では子供が小さいからという理由で

 

親戚の席には座らせてもらえなかった。

 

突然の別れでみんなが動揺してるのも理解出来たので

 

私は息子と外で葬儀に参列した

 

実家には1週間ほどいることになった

 

実家から帰ってから旦那は義父が亡くなったのは

 

私のせいだと決めつけていた。

 

実家から帰ってきて

 

テレビを見て少しでも笑えば

 

お前は笑えていいな~おやじはもう笑うことができない

 

夕飯を一緒に食べても

 

よく食えるな~

お前のせいでおやじは孫の成長みれなくなったって

 

とにかく笑う事はタブーだった

 

私が自分の両親の話しをしたら

なんでお前の親は生きてて俺の親は死んだんだって

 

私の親が生きてることまで否定するようになった

 

私が息子の初節句の時に実家に帰らなかった事を後悔し

 

私のせいで義父は死んでしまったと思うようになっていった

 

それまでは、笑ったり冗談言ったりできる関係だったのが

義父の死を境に

全くなくなった。

 

ここから旦那には生きてる事を否定されるようになって

自分でも寝るときにいつも神様にお願いするようになっていた

 

自分では死ねないので

どうか朝目が覚めませんように

息がとまっていますように

 

事故にあって一瞬で死ねますようにって

 

何度も何度もお願いしていた。

 

 

今日はこの辺まで

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

see you