紙飛行機

ある日

昼間子供と紙飛行機を作って遊んでいた

 

旦那が帰って来て

 

夕飯が終わり子供は旦那に昼間つくった紙飛行機を見せようと

 

紙飛行機を飛ばした

 

それが運悪く下の子の目に当たってしまった

 

私はしたの子に駆け寄り様子をうかがっていると

 

旦那は上の子を引きずりほかの部屋に連れて行った

 

そして旦那は怒鳴り声と共に子供を蹴り飛ばした

 

私はあわてて

上の子のところに行き

上の子の体に覆いかぶさり

だまって

守った

 

旦那は酔っぱらうと力の加減がわからなくなるのか

 

実の父親がそんなことをする事が私には信じられなかった

 

落ち着いたあと

 

私は救急車に電話をして

 

下の子の状況を話した

 

目をよく見ると傷がはいっている

眼球が切れてしまったようだ

 

そして私は救急車ではなく

自分の車で

病院に行き

治療してもらった

 

旦那は急に正気にもどったのか

ごめん度が過ぎたとだけ

 

しかし私は見てしまった

 

旦那の目がまるで蛇の目のようだったことを

 

下の子は、少しずれていたら失明だったと医師はいっていたが

運よく

 

ズレたので薬で治るとの事だった

 

私は旦那が子供を蹴飛ばした事を聞けず

 

タダ恐怖だけが記憶に残った

 

結婚前は少なくとも手を挙げるような人ではなかったのに

 

どうしてこうなってしまったのだろう

 

私は自分を責めるようになった

 

上の子に

怒られないように育てられなかった私が悪い

 

私が私がと自分をどんどんせめて言った

誰かに相談していたら

 

実家に帰っていたら

そしたらここまでひどくならなかったのかもしれないけど

 

私は誰にも相談しないで

 

一人で抱えていった

 

旦那はそれからしばらくおとなしいというか

 

子育てに口をだすわけでも

手伝うわけでもなく

 

旦那一人

あと3人みたいな感じになっていった

 

子供が肩車して欲しいといっても真顔で怒るので

子供たちは抱っこしてとも遊んでとも言わなくなっていく

 

たまに旦那が機嫌がいい時に冗談を言うんだけど

 

誰もそれが冗談かわからない

子供たちも私もほとんど旦那には敬語で接するから

たまに旦那が冗談いっても笑っていいのががわからない

 

でもそこで笑わないと

 

つまんねえ家族

 

といって機嫌が悪くなる

わたしは本当に旦那の冗談がわからない

 

テレビ見て私が笑うと

 

いいよな

あなたは

僕のおやじはもう笑うこと出来ないだよ

よく笑えるよな~

 

と私にいう

旦那のお父さんは結婚して子供が生まれて間もなく事故でなくなってしまったのだ

義父が亡くなったは私のせいというか

 

義父が亡くなる前に初節句の写真を見ることなく他界したことが後悔してならない

 

すぐに写真現像して送ってくれたら間に合ったかもしれない

 

私が早くやっておけば俺のおやじはいい思い出が出来たのに

 

お前がおやじの思い出を奪ったと旦那に言われ

 

旦那は当たるところが私しかいなったのか

一緒にいいるときに

 

 

 

私が笑ること

私の両親が生きていること

 

全て憎い

子供が50パーセント私の遺伝子を持ってることも許せない

 

そう言っては私に俺のおやじ返してくれよと迫る

 

そんなこと言われても

私が困っていると

 

旦那がこんな感じで私に言った

 

お前の骨の髄までしゃぶって痛めつけてやる

 

生殺しが一番ちょうどいい

 

お前のせいで俺のおやじはいい思いしないで死んだんだからおまえが償え

 

その時私は自分を責めた

 

私が写真をすぐ現像して実家にいくればお父さんはいい思い出をもって天国にいけたかもしれない

 

自分のせいでお父さんはいい思いできなかった

 

だから自分がこの償いをしなければいけないと思っていた

 

だから何を言われても償わなければいけないと思っていた

 

子供にも旦那の理想に近づくようにがんばった

 

そして出来ないと子供にあたるようになった

 

叱ってはいけないとわかっていても

 

出来ないと旦那に怒れらると思うと

子供が出来るまでしかった

 

特に片付けができてないと怒られるので

怒鳴り散らして片付けさせた

 

子供はつらかったとおもう

 

親たちの機嫌をうかがって生活しなければいけない

 

つらかったよね

二人とも

 

ごめんね